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自閉症とフェルデンクライス・メソッド

9月10日(日)に行われたフェルデンクライス・メソッドワークショップの様子をお伝えします。

午前中は、村椿隆太先生によるATMレッスンでした。

ATMレッスンとは、プラクティショナー(先生)の言葉の誘導を聞きながら、自分で体を動かしていくレッスンです。

動き自体は無理のない範囲で筋肉を使わずにゆっくりと小さな動きで行います。

力を抜くこと、頑張らないこと、感じようとすることが重要なポイントです。

今回は初参加の人が多かったので説明を入れながら、グループに分かれてお互いの動きを客観的に観察しながらのとても濃いレッスンでした。

レッスンの内容は、ゆっくりとした心地よい動きというよりも、バランスをとったり体重を支えながら行うものでした。

力まずに行うにはどうしたらいいのか。

自分の動きと他の人の動きはどう違うのか。

見たり、聞いたり、感じたり、考えたりと、頭はフル回転でしたよ!

午前の湊先生による個人レッスンの様子です。

別室で行いました。

個人レッスンはFI(エフアイ)といい、先生に軽いタッチで体を動かしてもらったり触ってもらったりしながらのレッスンです。

ATMレッスンと同じように、自分で体を動かすようなこともします。

先生の誘導を聞きながら自分で体を動かすことが難しい方にオススメです。

写真の女の子は、このFIのレッスンを受け始めて1年になりました。

自閉症でコミュニケーションがとれない状態から、少しずつ変化が見え始めています。

子どもから大人まで年齢は関係なく脳は鍛えることができますし、脳に関するあらゆる変化を感じることが出来ます。

下はお昼休憩の様子です。(写真は前回のもの)

楽しいお食事タイムの後、午後からは湊真里先生によるATMレッスンでした。

午前と午後のレッスン内容は毎回違うことをします。

先生によってもレッスンの進め方が違うので、おもしろいです。

1日参加をすることで、フェルデンクライス・メソッドの奥深さをすることができますよ。

午後からは、赤ちゃんのように丸くなって転がる動きをしてみたり、

両手で両足の指を持って膝を曲げたり伸ばしたりと、写真では伝わりづらいですが、かなり動きのあるレッスンでした。

レッスンの途中で寝たり、動かないでただ見たり聞いたりするだけでも脳は刺激を受けます。

動けばなおさら活性化されるので、体だけでなく、脳トレにもなりますよ。