11月13日(日)に行われたフェルデンクライス・メソッドワークショップの様子をお伝えします。
午前中は、村椿隆太先生によるATMレッスンでした。(写真は前回のもの)
『ATM』レッスンとは グループレッスンのことで、教師の言葉による指示によって体を動かします。
体を動かすことと同時に脳を使うので、人によっては寝てしまったり、動かすよりもボーっとしたくなったりする人もいますね。
別室では湊先生が『FI』というプライベートレッスンを行っていました。
プライベートレッスンは、機能的統合法と呼ばれるレッスンです。
先生が柔らかいタッチで動きを誘導して、豊富で機能的な動きに気づくことを促すことで、身体や動きをよりよく組織化する方法やヒントを学習していく特別仕様のレッスンです。
この個人レッスンでは、体の不調による痛みや体の動かしづらさを感じている全ての人に受けて欲しいレッスンです。
今回も4人の人が受けましたが、それぞれに体の変化を体感し、嬉しそうに帰られました。
お昼休憩を挟んで午後のレッスンです。(写真は前回のもの)
湊真里先生によるグループレッスンでは、赤ちゃんが発育過程で行う動きを通して、立ち上がり方のバリエーションを増やすということをしました。
立ち方っていろいろありますが、人は慣れた動きばかりをしがちです。
たとえその動きがしんどい動かし方だったとしても、いちいち楽な立ち方を考えてから立ち上がることはしないですよね。
赤ちゃんは立ち上がるまでの間に、いろいろな動きを通して体がどんな動きをするのかを、一つ一つ段階的に学んでいます。
仰向けの状態で足の指を触ったり、足を曲げたり伸ばしたり、座った状態で腕を大きく振って手で床を叩いたり、こんな動作をレッスン内でしました。
大人になってからでも、赤ちゃんの頃したであろう動きをしてみることによって、また脳が学習して動きの細分化が行われます。
それにより、立ったり座ったり歩いたりという動きがしやすくなります。
フェルデンクライス・メソッドは、脳の学習機能を活用して体を動かします。
脳は何歳でも若返らせることができます。
ちょっと物忘れが…、痴呆や認知が…という人の強い味方ですよ!
それに、体を力一杯たくさん動かすというよりも、力を使わずにどれだけリラックスして感覚の違いを感じるかが鍵となります。
『気づき』が必要なのです。
感覚勝負ですね。
ダンスをされている人、歌を歌っている人、芸術関係の習い事をしている人などは、自分の感覚を磨くことにつながるので、とってもオススメです!
言わずもがな、ヨガや瞑想にも最適ですので、ヨギやヨギーニも受けてもらいたいです。